発達障害と栄養 2
前回に引き続き、発達障がいと栄養の関連性について書きます。
今回はリーキーガット(腸管壁侵漏)症候群になる原因について書きます(^_^)
前回、リーキーガット症候群とは小腸の粘膜が荒れてしまっていることを指すと話しました。
では、どうして小腸の粘膜は荒れてしまうのか?
その理由として挙げられるのが
今日は1つ目の早期の離乳食についてだけ話します。
腸の粘膜を含む消化機能は、生後すぐには未成熟な状態です。
赤ちゃんは母乳や乳児用のミルクしか飲むことができませんが、これは母乳成分を分解する消化酵素しか分泌されないからです。
乳児の腸で母乳以外に含まれるタンパク質を分解できる消化酵素が十分に分泌されるのは、生後1年ほど経ってからです。
しかし
現代では、離乳食を生後5ヶ月くらいの早い時期から与えることが推奨されています。
乳児には母乳以外の食物を分解する消化酵素が十分にないため、離乳食に含まれるタンパク質が未消化になる可能性があります。
乳児のうちは、腸の粘膜も未成熟なため、分子量の大きい未消化タンパク質があっさりと腸粘膜を通過してしまうのです。
すると
腸でアレルギー反応による炎症が起こり、未成熟な腸に機能がますます低下すると考えられています。
次回は、リーキーガット症候群の原因の2つ目『抗生物質』について書きたいと思います(^_^)/